ページの本文へ

Hitachi

HeartCore顧客体験価値を共創するCMS HeartCore(ハートコア)

「Beacon(近距離無線通信)技術は
顧客の囲い込みに有効なのか!?」

2015年11月20日

このエントリーをはてなブックマークに追加

Beacon(近距離無線通信)技術は顧客の囲い込みに有効なのか!?

近距離無線通信が近年iBeaconの登場をきっかけに話題を呼んでいます。

近距離通信自体はNFC(Near Field Communication)と呼ばれ、以前より生活の中に浸透しています。身近なところでは、交通機関の乗車カードやQRコードなどがNFCに該当しています。
実はこの技術、マーケティング活動に有効になることも多いです。少し前に「ジオフェンシング」と言うキーワードを聞いた事はないでしょうか?簡単に言うと、ジオ=地図、フェンス=柵となり、特定の場所(地図)を柵で囲むということです。

スマートデバイスの普及により、GPS(位置情報)を使ったサービス・技術も増えています。そのようなこともあり、ジオフェンシングという技術が注目を集めています。ジオフェンシングは特定エリア内にフェンスを張ることでそのエリア内に進入した特定のユーザー(位置情報)に対して適切な情報を配信するといったものになります。

O2O(Online to Offline)の活用例

マーケティングに活かした場合のイメージは、例えばO2O(Online to Offline)が良い例です。

店舗誘導の一つとしてメールマガジンを配信し、文中にあるオンラインクーポンなどを店舗に提示すれば特典がつくなどのアプローチを体験されている人も多いのではないでしょうか。この場合、メールマガジンを受け取った人が熱狂的なクーポン配信のブランドファンであれば、メールで送られたものを記憶しておき、期間が空いても店舗までの距離が遠くても来店はすると思います。ですが、全ての人が熱狂的なブランドファンであるとは限りません。

店舗までの距離が遠すぎないエリアに対してフェンスを張り、その範囲内に入ったユーザーに対してクーポンなどが自動的に配信するといった形をとってみたらどうでしょうか?他の用事でそのエリア内に来ていた場合、そのクーポンを見て少し立ち寄ってみようかなというアクションを起こしやすくなるのではないでしょうか。
店舗近くでクーポンなどを自動配信することで、潜在顧客や購入回数の少ないユーザーに対して来店を促進することも可能になるのではないかと思っています。

このように書くと、ジオフェンシングには多くのメリットがあるように見えますが、デメリットもあります。スマートフォンなどの位置情報を利用するため、広い範囲の人にリーチはできますが、位置情報の正確性に左右されるため、誤った位置情報に対して情報を誤配信してしまったり、逆にエリア内にいるのに配信されないなどの問題が起こる可能性も高いです。そこで、より狭い範囲での送客(O2O)を実現するために、Beaconを活用する企業も増えています。

Beaconの活用例

例えば、Beaconを活用した例では、店舗内に対応の機器を配置し、その機器が置かれたエリアにユーザーが接近するとスマートフォンに自動的に情報を送信する形になっています。より狭い範囲で通信を行うため、GPSとは違い、店舗近くのユーザーを確実に取り込むことも可能となり、また、狭い範囲での通信なので、例えばある程度大きな店舗であれば、販売コーナー(エリア)単位でユーザーに情報を配信することも可能となります。また店舗内の行動までを把握することもできれば、よりマーケティング活用に活かすことも可能になります。さらにユーザーの趣味嗜好など属性データ(ビッグデータなど)と関連することができればより個人に対するアプローチができ、店舗におけるマーケティング活動の活性化にもつながります。

Beacon技術を活用して、ホテルなどの宿泊施設のチェックイン・チェックアウトなどを自動で行うなどもできれば、宿泊施設側でのアナログ作業の軽減にもつながり、また顧客のデータ化も容易になる点から、次のマーケティング活動(次の施策)にも活かせるのではないかと思っています。

Beaconの今後に期待

Beaconは、これからさまざまなサービスの場面で活用が増えていくと思われますので、今のうちにBeaconへの理解を高め、環境が整った際に即実践できるようにしておくと、優位性の高いサービスの提供など、数多くのマーケティング施策が実行できるのではないかと思っています。

とは言え、無承諾型のPushアプローチに変わりはないため、プライバシー問題などはついてまわるかと思います。

その点を含めて考え、いかにユーザーの気持ちになり、気持ちよく体験してもらえるようにするかが重要なポイントです。Beaconの技術は使い方によっては非常に楽しみなものになると思っているので今後のBeacon活用に期待したいです。

Beaconの今後に期待

このエントリーをはてなブックマークに追加

デジタルマーケティング戦略

最新記事

2016年07月22日

「コンテンツマーケティングによって作り出す顧客-3」

コンテンツマーケティングを実践するには、どこに着目し、何をどうしたらよいのでしょうか。今回は、コンテンツマーケティングの進め方(後編)を解説します。

2016年06月13日

「コンテンツマーケティングによって作り出す顧客-2」

コンテンツマーケティングを実践するには、どこに着目し、何をどうしたらよいのでしょうか。今回は、コンテンツマーケティングの進め方を解説します。

2016年05月25日

「コンテンツマーケティングによって作り出す顧客-1」

コンテンツマーケティングとはユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで、ユーザーの意識改革や購買行動を喚起し、ユーザーとのエンゲージメントを作り出すためのマーケティング手法です。今回は、コンテンツマーケティングによるメリットを解説します。

デジタルマーケティング報へ

  • ページトップへ